渋谷駅のゴミ箱はどこ?地下鉄・商業施設・スクランブル交差点のゴミ捨て場所ガイド
渋谷は2026年4月1日から、店にゴミ箱を置かせる街になりました。渋谷区の条例改正により、渋谷・原宿・恵比寿の3エリアで飲食料を販売する店舗には、「出入口付近その他の利用者が容易にごみを捨てることができる場所」への回収容器(ごみ箱)の設置義務があります。探すべきは路上や駅構内ではなく、コンビニ・カフェ・パン屋などの出入口付近です。区の速報値では対象エリアの設置率は改正前61%→91%(2026年10月1日時点)。缶とペットボトルなら、区内全域の自動販売機にも回収容器の設置義務があるので自販機横が最速です。駅のゴミ箱は4社中3社が撤去済みなので、改札内で粘るのは時間の無駄です。
スクランブル交差点を渡り終えて、手元にはタピオカのカップ。センター街を歩いても、ヒカリエに入っても、ゴミ箱が見つからない——渋谷に来たことがある人なら一度は経験があるはずです。
ただし渋谷については、2026年にこの前提が変わりました。他の街と同じ探し方をしていると、むしろ遠回りになります。
渋谷は「店にゴミ箱を置かせる街」になった——2026年4月施行の条例
渋谷区は「きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例」を改正しました。区議会で可決されたのが2025年(令和7年)12月10日、区が報道発表したのが同年12月18日です。区によれば改正案は全会一致で可決されました。施行日は2段階に分かれています。
- 令和8年(2026年)4月1日——飲食料販売事業者等への回収容器(ごみ箱)設置義務化が施行
- 令和8年(2026年)6月1日——過料徴収制度が施行(ポイ捨て行為と、設置命令に従わない事業者の両方が対象)
日本の都市では、公共のゴミ箱は撤去される方向に動いてきました。渋谷区の改正は、その流れに対して「ゴミが出る場所に置かせる」という逆方向の手を打ったものです。日本経済新聞の2026年5月の報道では、長谷部健区長が観光客の増加への対応だと説明したと伝えられています。
ゴミ箱を探す側にとって重要なのは、「誰が」「どこに」置く義務があるのかです。区の案内はかなり具体的に書かれているので、順に見ていきます。
対象は「飲食料の販売を行う店舗」——コンビニからキッチンカーまで
区の案内では、義務を負うのは「飲食料の販売を行う店舗の運営事業者」で、置くべきものは「当該店舗が販売した飲食料から発生するごみを回収するための回収容器」とされています。
対象店舗の例として挙げられているのは、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、カフェ、ファーストフード、パン屋、キッチンカー、路面店など。持ち帰り(テイクアウト)が発生する場合が対象です。
つまり渋谷では、「飲み物や食べ物を売っている店なら、ゴミ箱を置いているはず」という推定が成り立つようになりました。他の街ではコンビニだけが頼りでしたが、渋谷ではカフェやパン屋も候補に入ります。
対象エリアは区内全域ではない。渋谷・原宿・恵比寿の3エリア
ここは誤解されやすい点です。店舗へのごみ箱設置義務は渋谷区内全域ではなく、繁華街等の3エリアに限定されています。区が示している対象町丁は次のとおりです。
- 渋谷エリア——渋谷1丁目、渋谷2丁目、渋谷3丁目、神南1丁目、宇田川町、道玄坂1丁目、道玄坂2丁目、円山町、桜丘町
- 原宿エリア——神宮前1丁目〜6丁目
- 恵比寿エリア——恵比寿1丁目、恵比寿4丁目、恵比寿西1丁目、恵比寿西2丁目、恵比寿南1丁目〜3丁目、東3丁目、広尾1丁目
渋谷エリアの町丁名を見ると、渋谷駅を取り囲む一帯がほぼそのまま入っていることが分かります。ハチ公口から入るセンター街は宇田川町、西口から坂を上る道玄坂は道玄坂1〜2丁目、南口側は桜丘町、東口・ヒカリエ側は渋谷1〜3丁目、公園通りの上は神南1丁目です。
逆に言えば、代官山(猿楽町)や笹塚、幡ヶ谷、初台といった渋谷区の他の地域は、店舗への設置義務の対象外です。渋谷区に入ったからといってどこでも店にゴミ箱があるわけではありません。
どこに置かれるのか:「出入口付近」が原則
探す側に一番役立つのが、区が定めた設置場所の条件です。条文上は「当該店舗の出入口付近その他の当該店舗の利用者が容易にごみを捨てることができる場所」とされています。区の案内が明示している線引きは次のとおりです。
- 屋内・屋外どちらでもよい——店舗の敷地内であれば可
- 公道上への設置は認められない——道路に置くのはNG
- レジカウンター内・バックヤード・トイレ内は不可——客が容易に捨てられないため
- 「店員による受け取り」では設置義務を果たさない——容器そのものを置く必要がある
この条件から、渋谷での探し方が一つに絞れます。店の入口の脇、または入ってすぐの客が手を伸ばせる場所を見る。レジの奥や店員に声をかける必要のある場所は、そもそも条例上の設置場所として認められていません。
自動販売機は区内全域が対象
店舗とは別に、自動販売機への回収容器設置義務も2026年4月1日から施行されています。こちらの対象は区内全域で、店舗の3エリア限定とは範囲が違います。
区の案内によれば、対象は飲食料を販売する全ての自動販売機(加熱後摂取冷凍食品のみ、または調味料のみを販売する機器は除く)。公道上への設置は認められず、商業施設内など屋内に設置された機器も対象です。違反した場合は改善命令→事業者名の公表→過料5万円という流れになります。
実務的な意味は大きいです。缶とペットボトルに限れば、渋谷区内のどこにいても自動販売機を見つけた時点でほぼ解決するということになります。ペットボトルはラベルとキャップを外して本体だけを入れてください。
ポイ捨ては区内全域で過料2,000円
2026年6月1日から、ごみのポイ捨てをした個人には過料2,000円が科されるようになりました。区の広報によれば対象エリアは区内全域です。事業者が回収容器の設置命令に従わない場合は、勧告→命令→公表→過料5万円の順で、公表では区のウェブサイトに事業者の氏名・住所、対象店舗の位置、違反内容などが掲載されます。区は「直ちにその場での過料徴収は実施いたしません」とも説明しています。
区の速報値では、令和8年度のポイ捨て過料処分は6月325件・7月183件・8月455件・9月584件、累計1,547件。うちエリア別では渋谷エリアが95%を占め、国籍別では日本人74%・外国人26%でした。巡回は1日あたり最大60名が24時間365日、区内全域を徒歩巡回し、うち15名以上は英語・中国語・韓国語に対応します。過料の支払いはクレジットカード・交通系IC・二次元コードにも対応しています。ゴミ箱が増えた分だけ、置き去りやポイ捨てには厳しくなったと理解しておくのが正確です。
実際どれだけ設置されたのか:区の速報値で91%
制度ができても店が従わなければ意味がありません。この点について渋谷区は設置率の速報値を公表しています(2026年10月1日時点)。
- 条例改正後——合計91%(渋谷88%・原宿93%・恵比寿92%)
- 条例改正前——合計61%(渋谷59%・原宿58%・恵比寿64%)
区は累計で約5,400件の調査と約600件の指導を行ったとしています。渋谷エリアで88%という数字は、「飲食料を売っている店なら9割近くはゴミ箱を置いている」という実用的な目安になります。裏返せば1割強はまだ無いので、1軒目で見つからなくても次の店を見てください。
ただしそのゴミ箱は「当該店舗が販売した飲食料から発生するごみ」のためのものと条例に明記されています。よその店で買ったものを捨てていい制度ではありません。コンビニのゴミ箱を使うときの線引きはコンビニのゴミ箱は捨てていい?マナーと正しい使い方にまとめています。
なぜ渋谷が名指しされたのか:100mあたり271個
区の調査によれば、渋谷駅周辺の路上に落ちているポイ捨てごみは100mあたり271個(令和7年5月26日調査)。原宿駅周辺74個、恵比寿駅周辺64個、代々木駅周辺43個、甲州街道23個と比べても突出しています。
さらに、渋谷駅周辺で回収した1,075個のうち販売元が特定できた383個の内訳は、コンビニ63%、カフェ12%、飲み物の持ち帰り8%、ファーストフード6%でした(令和7年6月22〜24日調査)。条例が「飲食料の販売を行う店舗」を名指しした理由が、この数字に表れています。ただし区自身が「本調査で得られたごみの構成比は、渋谷駅周辺のポイ捨てごみ全体の構成を直接的に示すものではない」と注記している点は押さえておいてください。
どの業種がゴミ箱を置いている確率が高いか
条例の施行前、区は区内全域の飲食料販売店舗 約300店舗を対象に設置状況を調べています(令和7年2月4日〜7月15日)。全体の設置率は68%で、業種別は次のとおりでした。
- ファーストフード 97%(調査30店)
- カフェ 80%(46店)
- コンビニ 78%(100店)
- キッチンカー 50%(4店)
- 飲み物の持ち帰り 47%(19店)
- ケバブ 20%(10店)
これは条例施行前・区内全域の数字なので、現在の3エリアの設置率(91%)とは調査が別物です。それでも業種による当たり外れの傾向は参考になります。手にゴミを持っているなら、タピオカ屋やケバブ屋よりファーストフード店かカフェを目指すほうが確実です。
渋谷駅周辺に公共ごみ箱250台——ただし「まだ設置前」
さらに大きな動きがあります。渋谷区は公共ごみ箱を設置しないという方針そのものを転換しました。2026年9月の区議会における区長発言では、従来は「ごみ箱を設置しないことで『ごみは持ち帰る』という意識の定着を図ってまいりました」としたうえで、ICTを活用したスマートごみ箱など新しい技術で管理負担の軽減が可能になったことから「公共ごみ箱の設置を進めることとした」と説明されています。
区の公式資料(令和8年10月1日版)が示す計画は次のとおりです。
- 場所——渋谷駅周辺
- 時期——令和8年度(2026年度)内
- 規模——約50箇所に約250台(予定)
- 運用——供用開始後は24時間365日の巡回体制でごみの散乱を防止
重要な注意点です。2026年10月時点で、これは「令和8年度内の実現に向けて取り組んでいる」段階であり、まだ設置されていません。具体的な設置場所も供用開始日も公表されていません。「渋谷駅前に公共ごみ箱がある」と思って行くと空振りします。
渋谷駅から歩ける範囲にゴミ箱は55件:地図の実データ
上の「地図の実データ」欄にある55件は、渋谷駅から半径約750m(徒歩圏)で切り出した数です。区全体ではなく、実際に渋谷へ遊びに来た人が歩く範囲に絞っています。
内訳は缶45件・ペットボトル44件・ビン13件・燃えるごみ9件です(2026年10月時点)。
この内訳が、渋谷でゴミに困る理由をそのまま説明しています。缶とペットボトルは45件・44件あるのに、燃えるごみは9件しかない。自動販売機の回収ボックスが大半を占めているためです。
つまり困るのは飲み終わったペットボトルではなく、食べ歩きの包み紙、タピオカのカップ、コンビニ弁当の容器のほうです。この種類のゴミこそ、2026年4月以降の店舗設置義務が効いてくる領域になります。
- 飲食料を売る店の出入口付近 あり
- 渋谷・原宿・恵比寿の3エリアで2026年4月から設置義務
- 区の速報値で設置率91%(渋谷エリア88%)
- 自動販売機の横 あり
- 区内全域が設置義務の対象
- 缶・ペットボトルのみ。ラベルとキャップを外す
- 駅直結の商業施設の飲食フロア 少ない
- 公式にゴミ箱の案内はなく「ある可能性が高い場所」
- スクランブルスクエアはB2F〜1Fと12〜13F、ヒカリエはShinQsの地下
- 駅構内(地下鉄・東急・京王) なし
- 乗り入れ4社のうち3社が撤去済み
- JR渋谷駅はリサイクルステーションの設置駅に入っていない
- 路上・スクランブル交差点 なし
- 公共のゴミ箱はほとんどない。条例も公道上への設置を認めていない
- 渋谷駅周辺の公共ごみ箱約250台は2026年10月時点でまだ未設置
記事本文をまとめたものです(2026年10月時点)。ポイ捨ては区内全域で過料2,000円の対象です。
渋谷駅のゴミ箱:乗り入れ4社のうち3社が撤去済み
渋谷駅にはJR東日本(山手線・埼京線・湘南新宿ライン)、東京メトロ(銀座線・半蔵門線・副都心線)、東急電鉄(東横線・田園都市線)、京王電鉄(井の頭線)の4社が乗り入れています。
このうちJR東日本を除く3社は、すでに自社の駅からゴミ箱を撤去済みです。報道各社の取材に対する各社の回答は次のとおりです。
- 京王電鉄——「全駅のゴミ箱を2004年3月23日から撤去しました。当時、海外で発生したテロを受けて、お客様の安全を確保するために撤去しております」
- 東急電鉄——「平成16年3月に発生したスペインでの列車爆破事件後、国土交通省、警察庁の協力要請を受け、同月からお客さまの安全を考慮して撤去することとしました」
- 東京メトロ——「駅構内におけるセキュリティ強化の観点からゴミ箱の撤去を実施しました」。実施は「2022年1月16日(日)の営業終了後に全駅で一斉に撤去」
- JR東日本——「全社的に撤去を進めているということはありませんが、エリア毎にセキュリティ上や安全確保上の観点から、不断に必要により見直しを行っています」
東急と京王は2004年のマドリード列車爆破事件を受けたテロ対策、東京メトロは2022年のセキュリティ強化という別の波です。渋谷駅はこの両方の波を被った駅ということになります。
地下鉄のコンコースは期待しない
「渋谷駅 ゴミ箱 地下鉄」で探している方への答えは、残念ながら明快です。銀座線・半蔵門線・副都心線のコンコースに一般ごみ用のゴミ箱は期待できません。東京メトロの方針として全駅から撤去されているためで、探し方の問題ではありません。
副都心線と東横線は相互直通運転をしていますが、どちらの運行会社も撤去済みの事業者です。地下で粘るより、地上か直結の商業施設に上がるほうが早く解決します。
JR渋谷駅:リサイクルステーションの設置駅には入っていない
全社的な撤去を発表していないのはJR東日本だけです。ただし渋谷駅について「ここにある」と公表された設備はありません。
東京駅には、JR東日本グループが設置した5分別の「リサイクルステーション」という分かりやすい目的地があります。運営するJR東日本環境アクセスの案内(2026年10月閲覧)に載っている設置駅は東京駅・大崎駅・川崎駅・池袋駅・恵比寿駅・横浜駅で、渋谷駅の名前はありません。
興味深いのは、この6駅のなかに恵比寿駅が入っていることです。恵比寿駅は渋谷駅から山手線でひと駅、同じ渋谷区内です。渋谷区内で5分別のリサイクルステーションが公式に案内されているのは、渋谷駅ではなく恵比寿駅のほうになります。恵比寿で乗り降りする予定があるなら、そこで済ませるのが最も確実です。
ただし設置駅は拡大中です。同社は横浜駅(2025年3月)を皮切りに登戸駅・高輪ゲートウェイ駅にも設置しており、今後約80駅に順次設置を進める計画だと説明しています。つまり渋谷駅に無いと確定しているわけではなく、「あると案内されていない」のが正確なところです。JR東日本はどの駅でもゴミ箱の設置場所を設備として公表していないため、公式ページに記載がないことは「無い証拠」にはなりません。
東京駅の事情は渋谷駅とかなり違います。比較したい方は東京駅のゴミ箱はどこ?改札内・改札外・ホームの場所ガイドを、新宿駅との比較は新宿駅のゴミ箱はどこ?をご覧ください。
自販機横のリサイクルボックスは残っている
鉄道各社が駅のゴミ箱を撤去した際も、自動販売機に併設された缶・ペットボトル用の回収ボックスは残されました。空き容器の回収は飲料メーカー側の仕組みで動いており、駅のゴミ箱とは別枠だからです。
渋谷駅でも、ホームやコンコースの自販機横がこれにあたります。ただし入れていいのは飲料の空き容器だけです。紙コップやタピオカのカップ、弁当の容器を入れるのはマナー違反で、こうした混入が「これ以上ゴミ箱を置きたくない」という事業者側の理由にもなっています。
渋谷スクランブルスクエア・ヒカリエ・PARCOでゴミを捨てる
渋谷駅周辺は駅直結の大型商業施設が多く、ここが実質的な受け皿になります。ただし先に注意点を書きます。調べた範囲では、これらの施設の公式サイトでゴミ箱の場所まで案内しているものは見つかりませんでした(2026年10月閲覧)。したがって「ここにある」と断定はできず、ある可能性が高い場所として探すことになります。
渋谷スクランブルスクエア(渋谷2-24-12)
渋谷駅直上の高層複合施設です。公式サイトのフロアガイドによれば、フロア構成はB2F・B1F・1Fがフード、2〜11Fがファッション・ビューティ・ライフスタイルグッズ、12Fと13Fがレストラン「FOODIES SCRAMBLE」、15FがSHIBUYA QWS、45Fが展望施設SHIBUYA SKYです。ゴミ箱の記載はありません。
狙い目はB2F〜1Fのフードフロアと、12〜13Fのレストランフロア。店内で飲食を済ませれば容器はその場で引き取ってもらえます。SHIBUYA SKYは屋上の展望施設で、手荷物に制約がかかることもあるため、上がる前に手元のゴミを処分しておくのが実用的です。
なお同館の住所は渋谷区渋谷2-24-12で、渋谷2丁目は店舗ごみ箱設置義務の対象町丁です。館内で飲食料を販売するテナントも条例の対象になり得ます。
渋谷ヒカリエ(渋谷2-21-1)
渋谷駅東口側、公式サイトによればJR線・京王井の頭線「渋谷駅」と2階連絡通路で直結、東京メトロ銀座線は1階直結、東急各線は「渋谷駅」B5出口と直結という立地です。雨の日でも駅から濡れずに入れます。
公式の「施設案内」に並んでいる項目は、インフォメーションカウンター、ヒカリエデッキ、ベビールーム、ベビーカーレンタル(無料)、車椅子レンタル(無料)、トイレの利用状況確認サービス、スイッチルーム、スモーキングルーム(喫煙所)、コインロッカー/冷蔵ロッカー(有料)、Wi-Fi接続(無料)、ATM、AED、ペット同伴について、利用可能な決済方法です。ゴミ箱の記載はありません。
一方で飲食フロアは公式に案内されています。6F「dining6」、7F「TABLE7」、8F「d47食堂」、11F「THE THEATRE TABLE」「THE THEATRE COFFEE」、さらにShinQsのB2F・B1F・1F・4F・5Fにカフェ・レストランが入っています。ShinQsの地下に下りてイートインで食べ終えるのが、渋谷駅東口側では最もスムーズな処分方法です。
渋谷PARCO(宇田川町15-1)
センター街から公園通りへ抜けるエリアにあります。公式サイトの案内でゴミ箱の記載は見つかりませんでした。
ただしここは条例の対象エリアそのものです。住所の宇田川町は渋谷エリアの対象町丁に含まれており、PARCO周辺の飲食料を販売する店舗は2026年4月1日以降、出入口付近などに回収容器を置く義務があります。館内で粘るより、館外の店舗入口を見渡したほうが見つかる可能性が高いのが渋谷らしい逆転です。
その他の駅直結施設
渋谷マークシティ、渋谷ストリーム、MIYASHITA PARKなども駅から徒歩圏の選択肢です。狙い目は上の2館と同じで、フードコートのトレー返却口の周辺とレストラン・カフェの店内です。いずれもゴミ箱の場所を公式に案内しているとは確認できていないため、「ある可能性が高い場所」として探してください。
ひとつ注意したいのが宮下公園です。MIYASHITA PARKは商業施設と区立公園が一体になった場所ですが、区立宮下公園の公式利用ルールは「空き缶・ビン・ゴミのポイ捨てはせず、ゴミはお持ち帰りください」と明記しており、園内のゴミ箱については案内がありません。公園部分は「持ち帰り」が公式ルールだと考えて、処分は下の商業施設の飲食フロア側で済ませてください。
スクランブル交差点・センター街・道玄坂
渋谷で最も人が多く、最もゴミが出る一帯です。路上に公共のゴミ箱はほとんどありません。この点は2026年の条例改正後も変わっていません——区の案内が公道上への設置を認めていないからです。
変わったのは沿道の店舗側です。スクランブル交差点からセンター街(宇田川町)、道玄坂(道玄坂1〜2丁目)、ヒカリエ方面(渋谷1〜3丁目)、公園通り(神南1丁目)はいずれも対象エリアで、飲食料を販売する店舗には回収容器の設置義務があります。
したがって渋谷の街なかでの探し方はこうなります。
- 店の入口の脇を見る——「出入口付近」が条例上の原則的な設置場所です。路上ではなく敷地内を見てください
- 見つからなければコンビニ——センター街・道玄坂沿いに複数あり、最も確実です。原則はその店で買った商品のゴミが対象で、家庭ゴミの持ち込みはNGです
- 缶・ペットボトルなら自販機——区内全域が設置義務の対象なので、見つけた時点で解決します
そして見つからないからといって置いていかないこと。ポイ捨ては区内全域で過料2,000円の対象です(2026年6月1日から)。
夜の渋谷駅周辺は路上飲酒が禁止されている
ゴミの話と直結するので触れておきます。渋谷区は「渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境の確保に関する条例」(令和元年6月制定)を改正し、2024年10月1日から、午後6時から翌朝5時の間、路上や公園など公共の場所での飲酒を通年で禁止しています。
区が挙げている改正の理由がまさにこの記事のテーマです。迷惑な路上飲酒が常態化し、「これに起因するごみの放置や騒音などのトラブル」が深刻化したため、と説明されています。つまり缶チューハイを片手に歩いて空き缶の行き場に困る、という状況そのものが規制の対象になりました。規制区域は区が公開している地図で確認してください(区の公式ページに掲載されています)。
たばこの吸い殻は「喫煙所で」
渋谷区は区内全域で、屋外の公共の場所での喫煙を禁止しています(加熱式たばこを含む)。違反は過料2,000円で、区によれば令和7年度の処分実績は年間27,516件。自転車・バイクに乗っている場合も走行中・停車中を問わず対象です。
区は「区内公共喫煙所一覧」を公開しており、渋谷地区には区が設置した渋谷駅モヤイ像喫煙所(道玄坂1-1先、終日)、渋谷駅前スクランブル交差点喫煙所(道玄坂2-3-1先、終日)、宮益坂下交差点喫煙所(渋谷1-24先、終日)、渋谷駅新南口喫煙所(渋谷3-26先、終日)のほか、渋谷ストリーム・渋谷パルコ・渋谷フクラス・MIYASHITA PARKなど大規模建築物内の喫煙所も掲載されています。吸い殻はそこで処分してください。条例はポイ捨てを「吸い殻入れ、回収容器又は所定の場所以外の場所に捨てること」と定義しています。
ゴミの種類別:渋谷での捨て方早見表
- ペットボトル・缶——最も捨てやすい。自動販売機は区内全域で回収容器の設置義務の対象です。ラベルとキャップを外して本体だけを入れる
- タピオカ・コーヒーのカップ——買った店の返却口が最速。持ち歩いてしまったら、コンビニか商業施設の飲食フロアへ。自販機のリサイクルボックスに入れるのはNG
- 食べ歩きの包み紙・串——購入した店に戻って渡すのがスムーズ。センター街・道玄坂では店舗入口のゴミ箱とコンビニが受け皿です
- 弁当・惣菜の容器——コンビニのゴミ箱か、商業施設のフードフロア。渋谷スクランブルスクエアならB2F〜1F、ヒカリエならShinQsの地下が目的地になります
- 紙くず・レシート程度の少量——コンビニのゴミ箱へ。家庭ゴミの持ち込みはNG
- たばこの吸い殻——区内全域で屋外喫煙が禁止(加熱式含む・過料2,000円)。区が公開する「区内公共喫煙所一覧」の喫煙所で処分する
- 5分別で丁寧に分けたい——渋谷駅ではなく恵比寿駅へ。JR東日本環境アクセスがリサイクルステーションの設置駅として案内しているのは、渋谷区内では恵比寿駅です
渋谷でゴミに困らない3つのコツ
- 駅の中で粘らない——乗り入れ4社のうち3社が撤去済みです。改札内で探し続けるより、地上や直結の商業施設に出るほうが早く解決します
- 「店の入口」を見る癖をつける——2026年4月以降、渋谷・原宿・恵比寿の3エリアでは飲食料を売る店の出入口付近が公式な設置場所で、設置率は91%まで上がっています。渋谷だけはこの探し方が効きます
- 小さな袋を持ち歩く——エコバッグやジップロックにまとめておけば、コンビニや商業施設を見つけたタイミングで一度に処分できます。燃えるごみの受け皿は依然として少ないので、この保険が効きます
新宿・浅草・上野など東京の他エリアのゴミ箱事情は東京でゴミ箱を探すには?駅・コンビニ・エリア別ゴミ箱ガイドに、駅と列車全般の事情は新幹線・駅でゴミはどこに捨てる?車内・ホームのゴミ箱事情にまとめています。
近くのゴミ箱を地図で探す
渋谷駅の周辺でゴミ箱の場所がわからないときは、ゴミ箱マップで現在地から最寄りの登録スポットを確認できます。全国5,000件以上のユーザー投稿データがあり、渋谷駅の徒歩圏だけで55件が登録されています。条例の施行で新しく置かれたゴミ箱を見つけたら、アプリから登録して次に困る人の役に立ててください。
よくある質問
渋谷のゴミ箱はどこにありますか?
2026年4月1日から、渋谷区は「きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例」に基づき、渋谷・原宿・恵比寿の3エリアで飲食料を販売する店舗に回収容器(ごみ箱)の設置を義務づけています。区の案内では設置場所を「当該店舗の出入口付近その他の当該店舗の利用者が容易にごみを捨てることができる場所」と定めており、レジカウンター内・バックヤード・トイレ内は認められません。したがって渋谷でまず見るべきは、コンビニ・カフェ・パン屋などの出入口付近です。区の速報値では対象エリアの設置率は条例改正前の61%から91%(渋谷88%・原宿93%・恵比寿92%、2026年10月1日時点)まで上がっています。加えて、区内全域の飲食料を販売する自動販売機にも回収容器の設置義務があるため、缶とペットボトルなら自販機横が最速です。なお区は渋谷駅周辺に公共ごみ箱約250台・約50箇所を令和8年度内に設置する計画を公表していますが、2026年10月時点ではまだ設置されていません。駅の設備や路上の公共ゴミ箱は現時点では期待しないほうが安全です。
渋谷駅の構内にゴミ箱はありますか?
渋谷駅に乗り入れる4社のうち、JR東日本以外の3社はすでに自社の駅からゴミ箱を撤去しています。京王電鉄は「全駅のゴミ箱を2004年3月23日から撤去」、東急電鉄は2004年3月のスペインでの列車爆破事件後に国土交通省・警察庁の協力要請を受けて同月から撤去、東京メトロは「2022年1月16日(日)の営業終了後に全駅で一斉に撤去」と各社が回答しています。残るJR東日本は全社的な撤去を発表していませんが、渋谷駅の設置場所は公表されていません。確実に使えるのは、各社が撤去時も残すと明言した自動販売機併設の缶・ペットボトル用リサイクルボックスです。紙くずや容器は改札を出てから処分するほうが早く解決します。
渋谷駅の地下鉄(東京メトロ)にゴミ箱はありますか?
期待しないほうが安全です。東京メトロは報道各社の取材に対し「駅構内におけるセキュリティ強化の観点からゴミ箱の撤去を実施しました」と回答し、2022年1月16日の営業終了後に全駅で一斉撤去したと説明しています。渋谷駅の銀座線・半蔵門線・副都心線のコンコースも同じ方針の下にあります。ただし自動販売機に併設された缶・ペットボトル用の回収ボックスは残されています。地下鉄のコンコースで探し続けるより、地上や直結する商業施設のフードフロア、あるいは出入口付近にゴミ箱を置いた店舗を目指すほうが確実です。
渋谷スクランブルスクエアにゴミ箱はありますか?
公式サイトのフロアガイドにゴミ箱の記載はありません(2026年10月閲覧)。したがって「必ずある」とは言えず、「ある可能性が高い場所」として探すことになります。同館の公式フロアガイドによれば、B2F・B1F・1Fがフード、12Fと13Fがレストランフロア「FOODIES SCRAMBLE」、45Fが展望施設SHIBUYA SKYです。狙い目は地下と1階のフードフロア、および12〜13Fのレストランフロアで、店内で飲食を済ませれば容器はその場で引き取ってもらえます。展望台に上がる前に手元のゴミを処分しておくのが実用的です。なお同館の住所は渋谷区渋谷2-24-12で、渋谷2丁目は店舗ごみ箱設置義務の対象町丁に含まれます。
渋谷パルコにゴミ箱はありますか?
渋谷PARCOの公式サイトの案内にゴミ箱の記載は見つかりませんでした(2026年10月閲覧)。公式に案内されていないため「館内のここにある」という断定はできません。一方で、同館の住所は渋谷区宇田川町15-1で、宇田川町は渋谷区の店舗ごみ箱設置義務の対象町丁です。つまりパルコ周辺(センター街・公園通り一帯)の飲食料を販売する店舗は、2026年4月1日以降、出入口付近などに回収容器を置く義務があります。館内の飲食店・カフェで食べ終えて容器を渡すか、館外に出てコンビニや店舗入口のゴミ箱を使うのが現実的です。
スクランブル交差点やセンター街にゴミ箱はありますか?
路上の公共ゴミ箱はほとんどありません。ただし2026年4月1日以降、この一帯(宇田川町、道玄坂1〜2丁目、渋谷1〜3丁目、神南1丁目など)は渋谷区の店舗ごみ箱設置義務の対象エリアに入っています。区の案内では設置場所は「出入口付近その他の利用者が容易にごみを捨てることができる場所」で、公道上への設置は認められていません。つまり探すのは路上ではなく店舗の敷地内、特に入口の脇です。最も確実なのは従来どおりコンビニのゴミ箱で、センター街や道玄坂沿いに複数あります。区の調査では渋谷駅周辺のポイ捨てごみは100mあたり271個と区内で突出しており、販売元が特定できた分の63%がコンビニでした。なお区内全域でポイ捨ては過料2,000円の対象です(2026年6月1日から)。
渋谷でポイ捨てすると罰則はありますか?
あります。渋谷区は「きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例」の改正により、2026年6月1日から過料徴収制度を施行しました。区の広報によれば、ごみのポイ捨てをした個人には過料2,000円が科され、対象エリアは区内全域です。店舗ごみ箱の設置義務の対象が渋谷・原宿・恵比寿の3エリアに限られるのに対し、ポイ捨ての過料は区内のどこでも対象になる点が違います。事業者側は、回収容器の設置命令に従わない場合、勧告→命令→公表(区ウェブサイトに事業者名・住所、店舗の位置、違反内容を掲載)を経て過料5万円です。
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